自動車を乗り換えたので、ドライブレコーダーを更新しました。
コンパクトミニバンに乗り換えて、人が乗ると後ろが見えにくいので、以前から気になっていたルームミラー型のドライブレコーダーを取り付けしました。
購入した自動車には、純正のデジタルルームミラーは未搭載です。
本記事では、筆者が購入したコムテックのミラー型ドライブレコーダー「AZDR48」のレビューとメリットとデメリット、雨の日の見えにくさ対策を紹介します。
この記事を読めば、「買ってから使いづらくて後悔した…」という失敗を避け、自分の運転スタイルに合ったドラレコ選びができるようになります。
なぜなら、実際の操作性や画面の見やすさを、実機レビューにもとづいて細かく検証しているからです。
目次
ルームミラー型のドライブレコーダーとは?
ルームミラーそのものが、モニター兼レコーダーになっているドライブレコーダーです。近年の車に装着されている、デジタルルームミラーを後付で取り付けるようなイメージになります。
ルームミラーにフロントカメラが一体化しているタイプと、フロントカメラ別体のタイプがあります。
純正のルームミラーの上からバンドで装着するタイプと、純正ルームミラーを外してルームミラーを取り付けるタイプもあります。
バンドで装着するタイプは、車種を問わずに取り付けが可能です。純正ルームミラーを外すタイプは、車種専用となるので購入の際には、車種や型式の確認が必須です。
今回取り付けした自動車は、170系のシエンタ
今回購入した自動車は、170系のシエンタです。こちらの車は、コンパクトミニバンで3列シートもある7人乗りの車になります。
ハイエースを運転していて、人が乗るとルームミラーで後方の確認の際に見えづらいこともありました。
そのため、デジタルルームミラーが気になっていたので、シエンタへのルームミラー型のドライブレコーダーの取り付けを決めました。
今回選んだ画面サイズは、10インチになります。
5ナンバーサイズの自動車には、10インチのサイズで事足ります。
後付でルームミラーにワイドタイプを取り付けた時に、ルームミラーが大きすぎて、バイザーを開くとミラーに当たり使用できなくなることがあります。
10インチだと、バイザーに干渉しません。

コムテックのミラー型ドライブレコーダー「AZDR48」のレビュー
筆者は、ルームミラー型のドライブレコーダーを購入する際に、前後カメラ別体のルームミラ型のドライブレコーダーを探していました。
ハイエースには、ケンウッドのドライブレコーダーを使用していて問題がなかったので、ケンウッドを1つ目の候補としていました。
ハイエースを運転していて、人や物が乗ると後ろが見えづらいと感じたことや、6型ハイエースのデジタルルームミラー付きの車に乗って、デジタルルームミラーは後ろが見えやすいと思っていました。
アルパインにハイエース専用のルームミラー型ドライブレコーダーがあるのを知っていたので、アルパインも候補にしていました。
操作がミラーがタッチパネルになっているのが、上記2点のドライブレコーダーになります。
筆者は、汚れが気になるのではと思ったりしたので、非タッチパネルのドライブレコーダーも探していたところ、今回購入することになったコムテックの「AZDR48」がありました。
アルパイン、ケンウッドと比較して値段もお手頃であったのと、口コミも悪くなさそうっだたのでコムテックの「AZDR48」を購入しました。
今回購入したのは、ドライブレコーダー本体とオプションの駐車監視直接配線コードになります。
候補にしていた3つのドライブレコーダーの比較表です。
| 項目 | COMTEC ZDR048 | ALPINE DVR-DM1000B-IC | KENWOOD DRV-EM4800 |
| メーカー | 株式会社コムテック | アルパイン(ALPINE Japan) | KENWOOD (ケンウッド) |
| 製品カテゴリ | 前後2カメラ GPS搭載ミラー型ドライブレコーダー | ドライブレコーダー搭載 デジタルミラー | デジタルルームミラー型ドライブレコーダー「ミラレコ」 |
| 液晶サイズ | 10.66インチフルカラーTFT液晶 | 10型 (または 12型) 大画面液晶 | 12V型高画質液晶 |
| タッチパネル機能 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
| タッチパネル操作詳細 | ミラー側面のスイッチで操作 | 画面を左右になぞると明るさ調節、上下になぞるとカメラアングルを調節。 | 上下にスライドで表示エリア調整、左右にスライドで輝度調整、タッチで画面表示切替が可能。 |
| カメラ構成 | 前後2カメラ / セパレートタイプ | 前後2カメラ / カメラ独立型 | 前後2カメラ / セパレート式フロントカメラ |
| 最大録画解像度 | FullHD 1920×1080 (フロント/リヤ) | WXGA 1280×720 / Full HD 1920×1080 | 前後ともフルハイビジョンカメラ (207万画素) |
| 夜間撮影技術 | PureCel® Plus技術搭載CMOSセンサー | STARVIS™(スタービス)搭載 | PureCel® Plus技術搭載CMOSセンサー採用 |
| GPS/Gセンサー | GPS搭載/Gセンサー搭載 | (GPS/Gセンサーに関する明確な記載なし) | GPS搭載/Gセンサー搭載 |
| SDカードメンテナンス | メンテナンスフリー対応 | (メンテナンスフリーに関する明確な記載なし) | メンテナンスフリー対応 |
| 駐車監視機能 | オプション(駐車監視・直接配線コード【CDOP-01P】が必要) | 別売品なしで可能(製品付属の配線のみ) | オプション(車載電源ケーブルCA-DR550(別売)が必要) |
| HDR/WDR機能 | HDR搭載 (ON固定) | HDR+防眩機能 | HDR搭載 |
| 主な運転支援機能 | 後側方接近、後続車接近、先行車発進など8機能 | (運転支援機能に関する明確な記載なし) | 斜め後方障害物警告、後方急接近警告、前方衝突警告など |
| 同梱microSDカード容量 | 32GB(Class10)付属 | 32GB(microSDHCカード)付属 | 32GB(3D NAND型microSDカード)付属 |
コムテックのAZDR48とZDR048違い!
コムテックのルームミラー型のドライブレコーダーを購入する際に、迷う方もいるかも知れない内容です。
コムテックには、AZDR48とZDR048と型式が違うものが存在しています。
AZDR48は、アマゾン限定販売でパッケージが簡易であるのと、電源が直接配線になるので、シガーソケットから電源が取れません。
ZDR048は、シガーソケットから電源を取るシガープラグコードが標準の付属品になります。
ドライブレコーダー本体の基本性能に、差はありません。
実際に使用して良かったところ2選
使用してよかったところの1つ目は、画面がけっこうきれいだということです。


前後カメラが別体のドライブレコーダーなので、フロントガラス上部にある運転支援のカメラがドライブレコーダーに映り込むこともありません。
フロントカメラが、ルームミラーのドライブレコーダーに一体になっているものもありますが、ファミリーカーでは運転者が変わって、ルームミラーの位置を調整するとカメラの位置もかわってしまいます。
そのため、カメラ別体のタイプを強くおすすめします。
やはり、後ろに荷物や人を乗せても後ろがしっかり確認出来るのは、安心です。
使用してよかったところの2つ目は、タッチパネルではないという点も、個人的には正解でした。
任意のタイミングで録画したい場合には、ルームミラー下部のボタンを押すと、マニュアル録画が出来ます。
とっさの時には、ボタンのほうが押す場所が分かり押しやすいのではないかと思ってます。
実際に使用して気になったところ3選
気になったところの1つ目は、ルームミラー型のドライブレコーダーの液晶をONにしていると、車内の確認が出来ません。
小さい子どもがいる場合は、常時子どもの状態を確認出来るようにしておくには、ドライブレコーダーの液晶をOFFにしておけが良いですが、ドライブレコーダーの後方確認のメリットも無くなります。
コムテックの「AZDR48」は、スイッチひとつで液晶のONとOFFを切り替えることは出来ます。
液晶をONにして、車内の確認をしたいのであれば、別途車内にサブミラーを設置する必要があります。
気になったところの2つ目は、リアガラスに油膜がついていると、雨の日は非常に見えづらいです。
後方カメラが車内に付く場合は、さけて通れない問題かと思います。

↑全くガラスの手入れをしていない時の状態です。油膜がひどく見えづらいです。
こうなれば、油膜を取るしかありません。
油膜を取るには、キイロビンがおすすめです。使い方は簡単です、付属のスポンジに液をつけて、ガラスをこするだけ。
キイロビンを使って、ガラスを磨くと油膜が落ちます。
写真の赤枠の中のガラスが磨き終わった後です。黒くなっているのが分かるかと思います。
この状態になれば、油膜は除去できています。

下の写真は、油膜を除去した後の、雨の日の状態です。

定期的にガラスの掃除をする必要はありますが、これで雨の日でも運転に支障はありません。
気になったところの3つ目は、リアガラスに映り込みがあるとモニターにも映ります。
荷物の置き方、光の差し込み方によっては、リアガラスにトランクの荷物が反射してモニターに映り込みます。
対策としては、リアのカメラにカバーをつけて反射を軽減させます。
まとめ!デジタルインナーミラーを使ってみたい人にはおすすめです
本記事では、170系シエンタへの乗り換えを機に導入した、コムテック製ミラー型ドライブレコーダー「AZDR48」の実機レビューになります。
ルームミラー型のドライブレコーダーは、デジタルインナーミラーを使ってみたい人には、おすすめの選択になると思います。
後方視界が改善するため、荷物や同乗者を後方に乗せる人には、使用していただきたいです。
従来のルームミラーを大型のデジタルミラーとして活用できるのが最大の魅力です。物理ボタン操作なのでタッチパネルの反応の悪さや指紋汚れのストレスがありません。
この記事の重要性は、単なる製品スペックの紹介にとどまらず、「雨の日の視界不良(油膜問題)」や「車内の映り込み」といった導入後のリアルな課題と、その具体的な解決策(キイロビンによるケア等)まで提示している点にあります。
これにより読者は、「買って終わり」ではなく、快適に使い続けるための運用ノウハウまでセットで理解することができ、購入後の「こんなはずじゃなかった」という後悔を未然に防ぐことができます。
この記事を通じて、読者は以下の重要ポイントを習得しました。
- 最適なサイズの選定基準
- 5ナンバーサイズの車には、サンバイザーへの干渉を防ぐために10インチモデルが最適であること。
- カメラタイプの選び方
- ドライバー交代時のミラー調整に影響されない「前後カメラ別体型」が、ファミリーカーには推奨されること。
- 操作性の比較とメリット
- タッチパネル式に対し、物理ボタン式(AZDR48)は画面が汚れず、とっさの操作もしやすいこと。
- モデル型番の知識
- 「AZDR48」(Amazon限定・直接配線・簡易梱包)と「ZDR048」(シガープラグ付属)の違いは電源と販路のみで、基本性能は同じであること。
- 導入後の課題解決テクニック
- 雨対策: リアガラスの油膜は視界不良の主因となるため、「キイロビン」等での定期的な除去が必須であること。
- 映り込み対策: 荷物の反射を防ぐにはリアカメラカバーが有効であること。
- 車内確認: デジタルミラー使用中は車内が見えないため、必要に応じてサブミラーの設置が有効であること
- 雨対策: リアガラスの油膜は視界不良の主因となるため、「キイロビン」等での定期的な除去が必須であること。
もう、ドライブレコーダー選びで迷ったり、購入後に「失敗した」と落ち込んだりする必要はありません。
あなたはこの記事を通じて、スペック表だけでは分からない「実際の使い勝手」や「雨の日の対策」まで、プロのような視点を手に入れました。
特に、デジタルミラーの弱点である油膜汚れへの対処法を知っているあなたは、他のドライバーよりも一歩進んだ安全管理ができるはずです。
あなたの愛車や家族構成に最適な一台を選び出す知識は、すでに十分に備わっています。自信を持って、家族との快適で安全なドライブ環境を整えてください。
ぜひこの知識を活かして、ご自身の車両環境や運転ニーズに合ったルームミラー型ドライブレコーーダーの導入を検討してみてください。
安全で快適なドライブライフを手に入れる第一歩として、製品比較表を参考にしながら、最適な1台を見つけましょう!
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