ハイエースを盗難から守るために!盗難防止対策の紹介

自動車

日本国内での自動車盗難は再増加傾向にあり、特にトヨタ車が狙われやすい状況です。


ハイエースの盗難件数は、いまだに盗難車の上位にランクインしています。


この記事では盗難対策のプロである防犯専門家や、実際に多くの対策を講じて成果を出している愛車ユーザーたちの知識を元に、最も効果的なハイエースの盗難対策をまとめました。


この記事を参考にすれば、確実にあなたのハイエースが盗難されるリスクを大幅に下げられます。


「置き場所の選び方」「盗難防止の車装備」「日常に取り入れる防犯習慣」など実践しやすい対策を具体的に解説します。


筆者自身が、実際に使用している盗難防止対策も紹介しています。


この記事を読むことで、あなたの大切なハイエースを安心、安全に守る知識が手に入ります!大切な車を盗難から守るためにぜひ最後までお読みください。

ハイエースの盗難対策

物理的ロック、電子セキュリティ、位置追跡、その他(保険・ステッカー・カバー等)の4カテゴリに分類し、それぞれの有効性・価格帯・設置難易度を比較・解説します。


物理ロック

物理的ロックは、ドライバー自身が車両に取り付ける盗難防止具です。

ステアリングを直接固定するハンドルロックや、ブレーキペダルを固定するブレーキロック、ホイールを固定するホイールロックなどがあります。

操作は比較的シンプルで、常に目に見える抑止効果がある一方、工具で破壊されたりプロに力ずくで外されるリスクもあります。

一般的に価格帯は数千円~数万円台で、難易度は取り付け自体は簡単ですが、重さや脱着の手間を伴うものもあります。

ステアリングロック

テアリング上部にフックして固定するタイプが主流で、鍵やダイヤルでロックします。安価なものは数千円から手に入り、見た目にも分かりやすいため抑止効果がありますが、太いステアリングや特殊形状のハンドルには取り付けにくい場合があります。また、金属製なので切断・破壊される可能性も考慮が必要です。

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ブレーキペダルロック

ペダル自体を物理的に固定する方式で、ペダルを踏めなくすることで走行を防ぎます。車種専用設計のものは特に堅固で、工具でも外しにくい設計になっています。レバーを引くだけでロックでき、解除もキー操作のみで簡単です。取付けにはペダル周辺の部品交換や配線が不要なものが多く、難易度は、やや高めですが、DIYに慣れている方であれば取り付けは簡単にできます。

筆者は、ブレーキロックジャパンのブレーキペダルロックを使用しています。

この商品は、簡単に取り付け出来ます。配線を繋げば、ロック作動中にLEDが点灯するように出来ますが、あえて目立たせる必要もないので、配線は繋げずに使用しています。


ホイールロック(タイヤクランプ)

ホイールに施錠するタイプで、車体を動かせなくします。非常に高い物理的防御力がありますが、重量があり、持ち運びや装着にかなりの手間と時間がかかります。雨の日などは、使い勝手が悪い点がデメリットです。

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電子セキュリティ

車載機器や電気系で異常を検知して通知・阻止する対策です。衝撃センサーやドア開閉センサーで不正侵入を感知して大音量サイレンを鳴らすカーアラームカーセキュリティシステム、エンジンの始動そのものを制限するイモビライザーなどがあります。近年はリレーアタックやコードグラバーといったスマートキー奪取手口対策として、ブロッキングポーチも考えられます。これらは物理ロックに比べて、価格は高め(数万円~十数万円)で、取り付けは専門知識を要する場合が多いですが、最新盗難手口にも対応しやすいメリットがあります。


カーアラーム

振動や傾斜、ドア開閉を検知するとサイレンと光で威嚇します。安価なものであれば小型センサー式のバッテリー動作アラームがありますが、効果は限定的です。

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カーセキュリティシステム

総合的なシステムで、衝撃・傾斜・マイクロ波センサーや車両CAN検知、追跡機能などを組み合わせます。例えばユピテルのカーセキュリティシステム「Grgo ZXⅡ」は、車両異常(衝撃、ドア開閉、トランク開閉など)をフルカラーリモコンで通知し、ショックセンサやイモビライザも標準装備。本体価格は高価ですが、先進技術により誤報が非常に少なく、総合的な防御力は世界最高レベルと評価されています。取付難易度は高く、専門店施工が必須です。

筆者は、Grgoのセキュリティシステムを車に取り付けてます。誤作動でアラームの発報は、まだ一度もありません。


誤作動ではありませんが、Grogのセキュリティを作動中に、誤って純正キーを使用して鍵を開けてドアを開けると、ドアを開けた瞬間に、Grogのセキュリティ作動中にドアが開いた=盗難と判断して、爆音の警報音が鳴り響きます。


セキュリティ用の鍵を持ち歩く必要があるので、荷物が増えるのは難点です。


気に入っている点は、アンサーロック音が選べるところです。筆者の車は、巷で大人気のドミニクサウンドにしています。


イモビライザー/スターターカット

エンジン制御回路に鍵を追加して、無断始動を防ぎます。多くの新車には標準装備されていますが、スマートキー車ではリレーアタック対策としてキーの信号強度を遮断するケース(電波遮断ポーチ)が数千円で市販されています。

GPSトラッカーなどの位置追跡

盗難発生後の車両位置を特定し、早期発見・回収につなげる対策です。車体内に設置するGPSトラッカーは、衛星GPSと携帯回線で位置情報を送信し、専用アプリ等で現在位置や移動経路を確認できます。

自分で設置できる小型防犯タグ(Bluetooth型のAirTagなど)もありますが、Bluetooth型は周囲にスマホがないと位置情報を送信できない制限があります。GPS型は設置費用や月額利用料がかかりますが、飛躍的な精度で位置測位できるため、盗難車の追跡に有効です。いずれも犯人に見つかると取り外される可能性があるため、他の対策と併用し、目立たない場所に隠して設置することが重要です。


GPSトラッカー

車載用のGPSユニットで、盗難時にリアルタイム追跡が可能です。小型で隠しやすい機種が増えており、エンジンのオン/オフと連動して動作する製品もあります。国内メーカーではアルパインの「MAMORUCA」が有名で、車両電源を利用する据え付け型のGPSトラッカーです。本体価格は12,800円、月額利用料880円(いずれも税込)と、通信費用込みで比較的廉価に始められます。設置には専門店での配線接続が必要ですが、その分機能・信頼性は高く、広域な追跡精度が期待できます。

Bluetoothタグ型トラッカー(AirTag等)

AppleのAirTagや類似製品は比較的安価で、車内に置くだけで利用できます。しかし、Bluetooth経由の位置情報収集なので、付近に他人のスマホがなければ位置が取得できません。また、一定時間放置すると紐づけ先以外のスマホに警告通知が行く仕組みのため、盗難犯に気づかれるリスクもあります。手軽に導入できる反面、専用GPS機器に比べると盗難時の追跡性能は劣ります。

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その他(保険加入・防犯ステッカー・カーカバー等)

物理的/電子的対策以外では、被害後の補償や抑止効果の小さい補助対策があります。例えば車両保険(車両盗難特約付きの車両保険)に加入すれば、万が一盗難被害に遭っても保険金で損失を補償できます。しかし、保険金支払には調査期間も含めて通常1ヶ月以上要するケースが多くあります。


また、防犯ステッカーセキュリティサインは数百円程度で入手でき、貼付するだけで「盗難防止装置を搭載」とアピールできますが、実体のないステッカーだけではプロの窃盗犯を防ぐには不十分です。一方でステッカーを貼っていると窃盗犯に余計な情報源を与えるリスクも指摘されています。


カーカバーは数千円からあり、車両を目立たなくする程度の効果はありますが、防犯性能は低めです。これらの、その他対策はいずれも「単体で完璧な防犯策ではない」ことを念頭に置き、複数の対策と組み合わせるのが望ましいでしょう。

愛車を盗難から守るために!盗難されにくい駐車場所、時間は?

盗難されにくい駐車場所の特徴

監視カメラやセンサーライトの有無: 防犯カメラや人感センサー付きライトがある場所は抑止力になります。警視庁も「自宅駐車場には防犯カメラ・センサーライトを設置し、自宅以外も照明やカメラのある駐車場を選ぶ」と推奨しています。明るく監視されている場所なら、犯人が目撃を警戒して侵入をためらいます。

ゲート・柵・フェンスで囲まれた環境: 出入り口に門扉やゲート、塀・フェンスがある駐車スペースは、敷地外から簡単に侵入できず安全性が高まります。全労済なども「ゲートや見通しのよいフェンス、防犯カメラなどがある駐車場を選ぶ」とアドバイスしています。

人目のある場所: 住宅街や会社敷地内など人通りや見守りがある場所は狙われにくい傾向があります。不特定多数が出入りしやすい駐車場は、狙われやすいとも指摘されています。


盗難されにくい時間帯・状況

昼間や休日は被害が少ない: 警察庁の統計では、深夜帯(0~4時)に盗難が集中しており、昼間(9~17時)は件数が少なめです。車を使う人が増える土日祝日も盗難件数は比較的少なく、日曜~月曜の認知件数が少ない傾向です。逆に夜間の無人時間帯や平日の早朝は要注意です。

悪天候は意外に要注意: 台風・大雨・強風・豪雪などの荒天時は、雨や風の音で作業音が隠され、通行人も少なくなるため窃盗団の活動が活発化しやすいと専門家が指摘しています。嵐の夜などは盗難リスクが高まるため、特に屋外駐車時は念入りな対策が必要です。反対に、晴天で人通りのある日中は一般的に狙われにくい状況です。

まとめ

ハイエース、ハイエースワゴンを狙った盗難は年々巧妙化しています。物理的ロックは「手軽でコスパ重視」ならステアリングロックやチェーンロック、絶対的な防御を重視するならブレーキロックやタイヤロックが有効です。


電子セキュリティでは、価格を抑えるなら簡易アラームを、効果重視なら高機能カーセキュリティ(ユピテルGrgoなど)を選ぶとよいでしょう。


GPS追跡では、まず安価なAirTagやスマホアプリも組み合わせつつ、万が一に備えてMAMORUCAのようなGPSトラッカーを導入すると盗難後の発見率が上がります。


その他、車両保険への加入で被害に備えたり、防犯ステッカー・カバーで抑止力を補ったりすることも検討しましょう。いずれの対策も単独では限界があるため、複数の手段を組み合わせて多層的に車両を守ることが重要です。

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